文化財の3Dデータ活用

2022-5-17

いつもお世話になっております。
ユーザックシステムのみやたんです。

新緑がまぶしいシーズンとなり、つい外出したくなる気持ちになる日が続いていますね。
みやたんは、先日趣味のサッカー観戦をしてきました。もちろんしっかり感染対策を行って。
応援のおかげか?試合は我らがガンバの勝利で、良いストレス発散の一日となりました。
帰りの電車の中で音楽でも聴こうかとポケットに入れたワイヤレスイヤホンを取り出しますと、 片方しかありません・・。どうやらサッカーの応援でハッスルしすぎて落としてしまったの かもしれません(泣)。
たまにやらかしてしまうみやたんの落とし物事件。今年度一発目はワイヤレスイヤホンとなりました。

皆様もハッスルのし過ぎにはくれぐれもご注意を・・。

【業界気になる情報】
城郭CGディレクターの本岡です。
文化財をより身近に、より詳細に楽しむための取り組みが活発化してきています。
なかなか現地を訪れることができない昨今には相応しい取り組みとして、さらには現地を訪れる以上に詳しく観ることができる仕組みが注目を集めています。
自宅でハッスルしすぎても、大事なものをなくすこともありません。
そんな事例をご紹介いたします。
■佐倉の文化財をVRでみる・まなぶ
https://www.city.sakura.lg.jp/sakura/smile/vr2/

千葉県佐倉市では、佐倉藩最後の藩主である堀田正倫の邸宅や庭園をVRで楽しめるように撮影、Webで公開されています。
さらには武家屋敷をはじめ市内の風光明媚な場所もVRの映像を楽しめるようにコンテンツを追加しておられます。
自宅にいながらにして社会科見学という試みは今後も広がっていってもらいたいですね。

■奈良文化財研究所がSketchfabで3Dデータの公開
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2022/03/20220322-sketchfab.html

奈良文化財研究所様が、Web上で3Dデータを公開するSketchfabのアカウントを作成され、そこで様々な文化財を無償で閲覧することができるようになっています。
また昨今自治体で文化財を扱う部署のアカウントも増えてきており、研究や情報共有の新たな手法として期待がもてるSketchfab。注目していきたい流れです。

■みんなの首里城デジタル復元プロジェクト
https://www.our-shurijo.org/

2019年10月31日に火災によって焼失してしまった首里城を、様々な方からの写真などの情報をもとにデジタル復元をしたプロジェクトです。
残念ながら失われてしまった貴重な文化財を、写真データなどから再現する取り組みは今後様々な場面で活用されていくかもしれません。
今のリアルな成果を見ることで、もっと多くのデータが集まることでどうなっていくのかを追いかけていく楽しみもあるサイトです。

現在、3Dモデル化する方法は様々な手法がありますが、3Dモデルのデータをどのように活用するのかによって可能性は無限に 広がっていくように感じます。もっと身近にもっと簡単に実現していけるよう細心技術を追いかけていきたいと思います。

【ユーザックシステム おすすめ情報】
弊社も3Dモデルの取り組みはいくつか事例があります。
お城を再現し3Dモデル化したものがほとんどですので、今回はあえてそれらは割愛します。
■たつの市(伊予札縹糸下散紅糸威胴丸具足)
https://www.city.tatsuno.lg.jp/rekibun/iyozane.html

豊臣秀吉が脇坂安治に下賜したと伝わる甲冑がたつの市に残されています。龍野歴史文化資料館で展示されることもありますが、 光量が制限されてガラスケースに入った甲冑を十分に楽しむことはなかなか厳しいものがあります。そこで甲冑を高精細な 3Dモデルとして制作し、館内に設置された専用タブレットを使って、甲冑を自由に拡大・縮小、回転をさせながら質感や意匠を楽しんでいただこうという試みです。
なかなか一般公開できない貴重な文化財以外にも、文化財を自由な角度で見学することができるように扱うことができれば、 地域の歴史や文化への理解や興味も進み、より身近なものとして多くの人が楽しんでいただけるようになると思います。
3Dスキャンや撮影などの手法や品質も向上していっていますので、今後文化財の3Dモデル化については様々な自治体様で取り組みが進むのではないでしょうか。
ご興味・ご検討をされておられる自治体様は、ぜひ弊社にお気軽にご相談ください。

【みやたんの観光小ネタ】 
みやたんは、そもそもこの仕事をすることになったきっかけはお城が好きだったからなのですが、さらにお城好きのきっかけを振り返ると、 好きな武将がいたからでした。また武将の甲冑や刀にも大変興味があります 。
昨年岐阜関ケ原古戦場記念館にプライベートで訪問した時は、 合戦に参戦した武将の甲冑のレプリカの前で小一時間も眺めていたのを思い出しました(笑)

岐阜関ケ原古戦場記念館
https://sekigahara.pref.gifu.lg.jp/

甲冑のレプリカを置ける床の間がある家が欲しかった夢は早々に諦め、せめてフィギュアをと思ったのですがそれも厳しい我が家。
せめてバーチャルなCGで甲冑や刀が見えるようなことができれば楽しいのになぁと思いにふける今日この頃です。
皆様も一度岐阜関ケ原古戦場記念館へ行かれてはどうでしょうか?
発信は、甲冑カードがあったら絶対集めてしまう、収集癖旺盛のみやたんでした。

今後ともヨロシクお願いします。
■ええR情報サイトhttps//www.webtobi.jp

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