『出土品を3Dで発信!』
NEW!2025-06-19
いつもお世話になっております。
ユーザックシステムのみやたんです。
梅雨に入りましたが、ジメジメした天気だったり、体温近い気温の夏日になったりと激しい気候変化が続いているこの頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
みやたんは、原因不明の咳に苦しまされ薬を飲みながら日々を過ごしております。
なんとか気分を一新するためにも、お城へ行って癒されたいです。また最近は刀にも興味を持つようになりました。調べてみると5億円もするものもあるのですね!なかなか現物を手にすることはできませんが、せめて3Dモデル化できれば毎日眺めながら、にやにやできるのになあと思う今日この頃です。
【業界気になる情報】
最近は、様々な文化財、特に出土品を3Dモデル化して発信している自治体様が増えてきているように見うけられます。その中から気になったところをご紹介させて頂きます。
■埋蔵文化財DX事業(岐阜県)
岐阜県文化財保護センターでは出土品の三次元計測から始まり、3Dプリンターで3Dレプリカを作成されていました。今回は縄文土器の事例で、一番印象深かったのが出前授業で子供たちにそのレプリカを見せていたことです。教育の中で文化財を視覚的、またレプリカであれば触ってもらって触覚でも体感頂けるのは、有意義な試みだなと感じました。未来の学芸員育成も担っている試みかなとも思いました。
■計測した木製品の三次元モデル発信(鳥取県)
鳥取県では遺跡の現地測量の中で、あまり見たことがない平安時代の銅印を3D出力されておられました。個人的には銅印はあまり見たことがなかったので、画面上で3D化して様々な角度で見たり、刻印部分の文字を大きくしたりして、じっくり確認したくなりました。都があった奈良でさえ、県内でわずかしか見つかっていないようでしたので、非常に興味あるものに感じました。
【ユーザックシステム 新着/おすすめ情報】
城郭CGディレクターの本岡です。
■淡路島今昔物語(淡路島観光協会様)App Store、Google Play
今年の2月にリリースさせていただきました「淡路島今昔物語」アプリでは淡路島内の様々な『古の淡路島』、『伝統文化』をとりあげ、再現CGを見ながら現地を散策いただくといった趣向のものです。
第一弾として制作しましたのは、洲本城(洲本市)、江井の町並み(淡路市)、松帆銅鐸(南あわじ市)です。今回は、出土品の3D化がテーマですので、松帆銅鐸のCGをご紹介いたします。
2015年に市内の土砂の中から7つの銅鐸が見つかりました。しかも舌(ぜつ)と呼ばれる棒と紐がセットで見つかった大発見でした。今回は1号、3号、4号の3つの銅鐸を制作当時の色合いで3Dモデル化し、表面の加工も忠実に再現しています。ぜひお手元にダウンロードしていただき、堪能いただければと思います。
【みやたんの観光小ネタ】
最近思い悩むことが多いみやたんは、どうしてもお城に癒されたくて、この仕事を始めるきっかけになった明石城に行ってきました。7年前に弊社城郭CGディレクター本岡の講演会を聞きに行ったおりに登城した記念すべき場所でもあります。早速アプリ「明石城巡り」を体感しつつ、実地を巡ってみます。
明石城の見どころ|明石城
いいお城は、行くたびに新たな発見があると言います。明石城のシンボルである巽櫓でなにげに明石海峡大橋方面を眺めてみますと、目の前に現代建物の象徴タワーマンションが聳えていました。画角によっては櫓とともに新旧両方のシンボル的建造物を一緒に見られるという不思議な光景でした。
いきなり江戸と現代をタイプスリップした気になった自分がいて、何か今やっている仕事は過去と今を繋ぐ仕事なのだなあと少しオセンチになったみやたんでした。
文化財の良さに感銘を受け、またお城に癒されたいなと思いました。
今後ともヨロシクお願いします。
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